得度のための登山⛰️
先日、得度を授けました。
得度とは、簡単にいえばお坊さんになるための儀式。
うちの得度は少し変わっていて、四国にある虎丸山への登山が得度を受けるための条件の一つ。
今回の先導は私。
登山の最中には様々な問答が繰り広げられます。
その過程で、己を知り、当たり前でない環境に気づきを得ていきます。
先導をする私にとっても、毎回学びの多い時間となっています。
知っている道とはいえ、自分を過信してはいけません。
案内板があるため比較的、登山道へは間違えずに行けるはず。
しかし案内板を読み間違えてしまった私。
きっと自分を過信していたのでしょう。
今までとは違う道を歩いていました。
その誤りに気づかないまま歩みを進めていきます。
少し離れた道の先でお話されている住人の方がいらっしゃいました。
お話しされていた方のお一人が
「こんにちは」
と声をかけてくださいます。
「こんにちは」
少し声を張って挨拶を交わします。
すると…
「どちらへ参られるのですか?」
と建物で見えなくなっている状態で声だけが届いてきます。
今まで、挨拶は交わしても住んでいる方たちとお話をしたことがなかったので、用意していなかった肺活量で
「虎丸山に〜」
やはり聞こえなかった様子。
引き返してしっかりお伝えすると、
「それはそれは。
ご苦労様です。
道はそちらではなくこちらですよ。」
そのお言葉に初めて違う道であったのだと気づきました。
お礼を伝え、少し先で右にまわり、しばらく歩いていると記憶にある道に合流ができました。
正してくださるお言葉がなかったら、絶対に登ることができなかった虎丸山。
きっとそのままだったら道に迷い、時間が過ぎ、諦めていたに違いありません。
得度を受ける者も、1年に一度しかないその機会を、また1年先まで待つしかありません。
まさにお導きを頂いた瞬間なのだと思います。
耳を傾け、素直な心で向き合えるか。
独りよがりに受け入れない姿ではなく、感謝の心を持ち続けられるか。
どんなところにお導きがあるかわかりません。
もしかしたら、このブログが何かのお導きになるのかもしれなません。
そんな気持ちで過ごせたら、きっと今あるご加護に気づけるはず。
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