神社とお寺⛩️
「ここは手をたたく?」
神社やお寺で参拝していると、そんな会話を耳にすることがあります。
神社とお寺…同じように昔から日本の風習としてお参りする場所なのに、お参りの仕方が異なります。
それぞれの思いを神様や仏様にお伝えするのだから、“伝え方”というよりも“心”が大切と言いたいところではありますが…
作法となれば守っていきたい気持ちもあります。
神社では、ところによって少し異なってはきますが、基本的には
「2礼2拍手1礼」
という感じです。
お寺はそういった回数などはありませんが
「お線香」
などを用いて参拝するような形になります。
もともとは、神社もお寺も同じ場所にあるなど、明確に分けてはいませんでした。
お寺でも神様をお祀りしていたり。
しかし…
明治時代になると、神道と仏教を分離する政策が実施されていくことに影響され、廃仏運動が全国的に広がっていってしまったそうです。
文字からして「廃仏」という言葉は恐ろしい。
政府もお寺への優遇処置は行わなかったため、自然と修繕されないお寺が増えていきました。
京都の清水寺の清水の舞台でも昭和の前半まで歩くことが難しいほどの状態だったそうです。
今ある神社やお寺は、さまざまな歴史的出来事を乗り越えての今です。
存在しているってだけですごい価値なんです。
人も建物も文化も。
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